「一行のログの向こうには一人のユーザーがいる」の気持ちを忘れたら、きっとぼくらの未来はつまらなくなってしまう

はじまり

思えば2011年にインターネットの仕事を初めて8年ほどの月日がたった。

PM、Bizdev、新規事業、グロースハッカー、データアナリストと節操がない自分に色々な事にチャレンジの機会をくれた会社には感謝している。

 

そんなジョブホッパーな自分だがtwitterなどには疎く、バズという現象を村の外から見ていたのだがクックパットの7年前にバズっていた下記の一行は鮮明に覚えている。言説のようである。

 

「一行のログの向こうには一人のユーザーがいる」

 

出典

 

何について書いているのか

長年この世界にいると向き合う対象がデジタルの画面になってしまった人たちをたくさんみてきた。

 

間違いなく実際のユーザーはいる。だが人間は忘れるのである。

 

 「一行のログの向こうには一人のユーザーがいる」

 

MAツールや機械学習の機能を簡単に実装できる時代がすぐそこまできている。何ならもうできる。

 

そんな中で、忘れてしまいがちなダッシュボードやログの向こう側へ思いを馳せ、一行のログに込められた思いを今一度大切にしたいと思い自分が経験上、データを扱う上でハマった罠をまとめておきたい

 

いつから僕らは一人の顧客を見なくなってしまうのか

1.数字から改善できる

その数字=ログがなぜ発生したか、因果の始まりを考えなくなる。

人間に対する愛情

 

2.自己実現を追求する

自己実現の欲求はあり続けるかもしれないが、達成難易度はひたらすら上がり続ける。

そうすると人は成果を出し続ける必要があるので顧客を見ようとせず、数字を上げようとする。

 

3.正直・誠実に向き合わない

不誠実になっても咎める人は殆どいない。

数字が上がらなかったねで終わるので邪悪な改修をし始める。

 

こんな視点も忘れない

「一行のログの向こうには一人のユーザーがいる」

そして、一行のログには人間の叡智が詰まっている

 

おわりに

職種問わず一行のログの向こうには一人のユーザーがいて、その人達の思いや希望を読み解き新しい価値や体験を提供し、より良い社会をつくる気持ちを今後も持ち続けていきたい

 

 どんな人物か

新卒時代は高負荷なソーシャルゲーム業界の激務にあり、当時のことを詳細まで覚えていない。加えて、ジョブホップする度に難しい問題に直面したが文章に残すことを怠り、何が学びだったか曖昧になっていると感じていた。

 

そんな中、上杉周作さんのブログに出会い文章を残すことで、自分の経験と思考時間を世界に提供し改善の速度を速めることに貢献しているようにみえた。

 

自分も書いてみたくなった。